
皆さんが行動を起こすきっかけはどのようなものですか!?
私たちは日々、何かしらの行動を起こしています。
朝起きて仕事に行く、新しい趣味を始める、ダイエットに挑戦する、あるいは誰かを助けるために動く。
私自身、最近改めて気付いたことなのですが、過去の行動をあれこれ振り返ってみますと、どうやら、「人」から受けるの影響が物凄く大きかったようです。
例えば、「あの人のようになりたい」「あの人に認められたい」「あの人の近くにいたい(仕事したい)」などなど、身近な人やそうでない人を含め、「人」に影響によって行動を起こしていました。
これが良かったのか、そうではなかったのかは一旦おいておいて、、、
「人が行動を起こすきっかけ」ってどのようなものがあるのだろう?と、とても気になりまして、今回は、
「行動を起こすきっかけ」や、その
「背景にある心理的要因や具体例」など
人が行動を起こすメカニズムについて、探り、書いてみようと思います。
良かったら参考にしてみてくださいね。
欲求やニーズ:行動の根源
行動の最も基本的なきっかけは、人間の「欲求」や「ニーズ」です。
ご存じの方も多いかと思いますが、心理学者のアブラハム・マズローが提唱した「欲求階層説」によると、人間の欲求は以下の5段階に分けられます。
- 生理的欲求:食事、睡眠、安全など、生命を維持するための基本的な欲求。
- 安全の欲求:安定した生活環境や経済的な安心感を求める欲求。
- 社会的欲求:家族や友人、コミュニティへの所属を求める欲求。
- 承認欲求:他者から認められ、尊重されたいという欲求。
- 自己実現欲求:自分の可能性を最大限に発揮し、成長したいという欲求。
例えば、新しい仕事に挑戦するのは「自己実現欲求」がきっかけかもしれませんし、友人との関係を修復しようとするのは「社会的欲求」が動機となっている可能性があります。
最近では、SNSの影響で 「承認欲求」 がより強まっているとも言われていますね。
これらの欲求は、無意識のうちに私たちの行動を導いているのですね。
感情や情動:行動を加速するエンジン
感情は、行動を起こす強力なきっかけとなります。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、どちらも行動を促す原動力になります。
- ポジティブな感情:
喜び、興奮、期待などは、新しいことに挑戦する意欲を高めます。
例えば、旅行先での楽しい体験がきっかけで、新しい趣味を始める人もいます。 - ネガティブな感情:
不安、恐怖、怒りなどは、問題を解決するための行動を促します。
例えば、健康診断で悪い結果が出たことがきっかけで、ダイエットや運動を始める人も少なくありません。
感情は、理性ではコントロールしにくい部分もありますが、その分、行動を起こすための強いエネルギー源となります。
外部の刺激:環境や他者の影響
私たちの行動は、周囲の環境や他者からの影響を大きく受けます。
例えば、以下のようなきっかけが挙げられます。
- 環境の変化:
引っ越しや転職など、新しい環境に身を置くことで、それまでとは違った行動を起こすことがあります。
新しい街でジョギングを始めたり、新しい職場でスキルアップに励んだりするのは、環境の変化がきっかけとなっています。 - 他者の影響:
友人や家族、有名人の言葉や行動が、自分にとってのきっかけになることもあります。
例えば、尊敬する人が語った言葉に感銘を受け、新しい目標を設定する人もいます。
特に、SNSやメディアが発達した現代では、他者の影響を受けやすくなっています。
誰かの成功体験や失敗談が、自分にとっての行動のきっかけになることも少なくありません。
目標や目的:行動を方向付ける羅針盤
目標や目的があると、人は自然と行動を起こします。
目標は、短期的なものもあれば、長期的なものもあります。
- 短期的目標:
例えば、「今日中に仕事を終わらせる」という目標は、すぐに行動を起こすきっかけになります。 - 長期的目標:
一方で、「5年後に独立する」というような長期的な目標は、継続的な努力を支える原動力となります。
目標を明確にすることで、行動の方向性が定まり、モチベーションも維持しやすくなります。
習慣やルーティン:無意識のきっかけ
習慣化された行動は、意識しなくても自然と行われるようになります。
例えば、毎朝のコーヒーや夜の読書など、習慣が行動のきっかけとなることもあります。
新しい習慣を身につけることで、行動を起こしやすくなることもあります。
例えば、「毎日10分だけ勉強する」という習慣を始めることで、勉強が苦手な人でも継続しやすくなります。
情報や知識:気づきが行動を促す
新しい情報や知識を得ることで、行動を起こすきっかけが生まれることもあります。
例えば、健康に関する情報を学んだことがきっかけで、食生活を改善する人もいます。また、新しいスキルを学ぶことで、キャリアアップを目指す人もいます。
情報は、行動を起こすための「気づき」を与えてくれる重要な要素です。
社会的圧力や規範:周囲の期待が行動を促す
私たちは、周囲からの期待や社会的な規範に影響を受けることがあります。
例えば、「社会人としてスキルアップすべきだ」という周囲の期待が、資格取得の勉強を始めるきっかけになることもあります。
また、環境問題への関心が高まる中で、エコフレンドリーな生活を始める人も増えています。
インスピレーションやモチベーション:心を動かされる瞬間
誰かの成功体験や感動的なストーリーに触れることで、行動を起こすきっかけが生まれることもあります。
例えば、スポーツ選手のインタビューを見て、自分もスポーツを始めようと思う人もいます。
インスピレーションは、心を動かし、行動を後押しする力を持っています。
危機や問題:ピンチがチャンスに変わる時
危機や問題に直面した時、人は行動を起こすことがあります。
例えば、経済的な危機がきっかけで、副業を始める人もいます。
また、健康上の問題がきっかけで、生活習慣を改善する人もいます。
ピンチは、行動を起こすための強力なきっかけとなるのです。
自己効力感:自分を信じる力
最後に、行動を起こすためには「自分ならできる」という自信(自己効力感)が重要です。
過去の成功体験や小さな達成感が、次の行動を後押しします。
自己効力感を高めることで、新しい挑戦へのハードルが下がり、行動を起こしやすくなります。
まとめ
人が行動を起こすきっかけは、
欲求や感情、外部の刺激、目標、習慣、情報、社会的圧力、インスピレーション、危機、自己効力感など、さまざまな要因が絡み合っています。
これらのきっかけを理解し、自分にとって適切なものを活用することで、より効果的に行動を起こすことができるでしょう。
みなさんが次に行動を起こすきっかけは、何でしょうか?
ぜひ、自分自身の行動の背景を振り返り、新しい一歩を踏み出してみてください。